【ゴルフ100切り練習法】自宅練習で球を打たず100切り達成! 金欠月一ゴルファーの僕にも出来た0円練習法。

100切り

僕が初めて100を切ったのは、今から27年ほど前の事でした。当時の僕は建設会社の現場監督で毎晩帰りが
遅いうえ子育ての真っ最中、小遣いは 月に3万円(週に2~3回昼飯タバコ代込み)いわゆる千円亭主で、
週末は二人の子供の行事が何かしらありコースはおろか練習にもあまり行けませんでした。

当時2か月に1度の社内コンペに参加していて、大体105前後のスコアをうろうろ、
ハンデは固定25くらい。ゴルフは100切れそうな時が一番面白いと何かで読んだ記憶がありますが、
まさにそんなゴルフ行きたくてしょうがない時期でした。

しかし、コースに行けてもせいぜい1~2ヵ月に1回が精一杯の財布事情で、「ゴルフに行きたい、
でも行けない・・」そんな欲求不満状態でした。練習をしなければ・・・
しかし、練習も週に500球(@10円)も打てば千円亭主はコースに行けなくなります(笑)
金を掛けずに出来るいい練習方法はないものか?

当時は今ほど情報も多くなく、仕事帰りの本屋さんでゴルフ雑誌を立ち読みし、口と知識だけは
シングルになりかけた頃、ある記事で日大ゴルフ部の練習法(確かな情報か不明です)を知りました。

これは、ボールを打たずにターフの取れ方でショットの可否を判断できる練習法でした。
当時住んでいたアパートの前に公園があり、運動場みたいな砂地の上に遊具がポツリといった感じ。
日中は近所の子供たちの遊ぶ声が聞こえる場所ですが、夜になると誰もいなく街路灯の下がスポットライト
のように明るくなっている場所があり、そこに夜ごとくわえタバコでアイアン1本持った怪しい人影が・・・(笑)

中古ショップの百円コーナーで買った本間の11番アイアン(50度位のウェッジ)で土の上に横1本の線を
引き、次にその線に短い縦線を20センチ間隔で刻むとちょうど魚の骨状になります、その横と縦の線の交点、バッテンの中心がボールの位置となります。

バッテンの中心から先のターフ(削れた砂)跡がつけば成功、手前に入ればダフリ、跡がつかなければトップ、外側に削れたらインサイドアウトのドロー軌道、内側に削れたらアウトサイドインのフェード軌道というわけです。

お金もかからない地味なこの素振り練習を、誰もいない夜の公園街路灯下で黙々と毎日繰り返しました。
当初、ダフったり、トップ(跡つかず)したり、スライス軌道だったのが、やがて、線の上から先のターフが
真っすぐ取れる(砂が削れる)ようになってきました。

スイングは自己流でしたが、少年野球を2年(控えピッチャー)やった経験から、右足から左足に
「乗り換え投げる」体重移動のピッチング動作や、「振って打つ」という打撃動作に
違和感ありませんでしたし、中学でかじったバドミントンの「フェース面で打つ」イメージや、
大学時代の弓道で「横に構えて的を狙う」感覚、そんな様々なスポーツ体験が役にたったのか?
「いいスイングしているな」とか「100叩くようには見えない」などと上司や先輩におだてられて
「木に登って」いました。ブヒ~🐷

やがて、この「魚の骨」練習の成果が表れ、ついに念願の100切りを達成する日がやってきました。
真夏の社内コンペでした。それまでスライス系だったドライバーもその日は不思議とストレートに近い
フェードで、アイアンもそこそこ芯を食い大体2打でグリーン周りまで行き、アプローチやパターは下手
なのですが、ほぼ3オン2~3パットのダボやボギーで収まり、ついにトータルスコア98を達成しました。

嬉しくて、ボールに「初めての100切り」ってマーカーで書いて今でも持っています。↑
本当にお金はなく、練習場にも行けない環境でしたが、本を読んだり(ベン・ホーガンのモダンスイング)
プロのスイングビデオを繰り返し見たり・・・今ならyoutubeでいくらでも情報がありますが。

自分なりに、いかに効率よくゴルフの上達をするか、考えて実践した結果、月一(足らず)ゴルファー
金欠千円亭主でも100は切れる事を証明することは出来ました。練習器具を検索していると、まさにこの「日大ゴルフ部練習法」を庭や広い室内でできる「練習マット」を発見しました。↓ これなら土が無い狭い場所でも日大練習法が可能ですね。

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「素振りだけで100切った」という話は、なかなか信じられないかも知れませんが、僕は可能だと思います。
何も考えずただ振り続けるだけではダメですがそのスイングを1球ごとに実のショットと仮定して検証する
「素振り」は有効だと思います。

また、当時慢性金欠病(←くどい)な僕がやっていた思わず笑ってしまう練習法は
持ち家に引っ越し「公園練習」ができなくなると、庭に生えてる「南天の実」(赤いタマタマの実)を、
練習マットの上に置き、アイアンで打つことでした。         

フェース面でつぶれた赤い実が「ショットマーカー」代わりになり、今のは芯に当たったなとか、
今のは先っぽに当たったなどと分かるわけです。南天の実が微妙に減っていたのは内緒です(笑)

「金が無いのにゴルフをすんなよ!」って笑われそうですが、それほどルフが大好きなのに
自分が自由に出来る金が無い僕は、そんな涙ぐましい努力をして「100切り」を達成。
その後も色々と練習法を工夫して次のステップ「90切り」へとつながっていきました。
僕と同じような境遇の方の参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。


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