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こんにちは、ベストスコア82、HC22のアベレージゴルファー セトギワです。この記事では、もう少しで100が切れそうで、なかなか100が切れないアベレージのご同輩に向けて、僕が実践しているクラブセッティングやギア、コースマネジメントを紹介します。
今回はグースネックウェッジのオススメです。
![リッキー](https://setogiwa-blog.com/wp-content/uploads/2024/04/cropped-image.png)
グースネックって何よ
![セトギワ](https://setogiwa-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/サムネイル2.jpg)
グース(鴈がん=鳥の種)のネック(首)みたいにシャフトより後ろにヘッドがオフセットされた形状だよ。
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近年の主流は、ストレートや出っ歯のモデルです。アメリカに多いティフトン芝など、ボールが芝に沈み込むところでは、ストレートのほうがボールに直接コンタクトしやすいそうですが、日本の芝の多くは、刈った芝の上にふんわりボールが乗ることが多く、グースネックのほうが「ボールを包み込んで拾う」感覚で優しいと言われています。
かつて日本のウェッジといえば、代名詞のようなモデルは、ジャンボ尾崎こと尾崎将司選手がブリジストン契約時代に一世を風靡した「ジャンボMT-N」グースネックのサンドウェッジでした。
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トーナメント中継でジャンボさんがハンドファーストに構え、低いテークバックから、ツンッ!!と打つと、あっ!トップのミスショットか!!と思うほど低く出たボールは、魔法のように、2バウンド目でキュキュキュとスピンによる急ブレーキがかかり、ピンそばにピタリと止まる絶妙のアプローチ。
かっこええ~、それに憧れ、結構練習したものですが、成功率は低く、まさにトップになってグリーン奥にライナーで飛んで行ったり、突っかかってチャックリもよくやらかしました。今も、相変わらず下手くそなアプローチですが、安全に普通のピッチエンドランを基本としています。
![セトギワ](https://setogiwa-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/サムネイル2.jpg)
あ、話が脱線しました。技術論ではなく、おすすめウェッジの話でした。
ジャンボMT-Nのあと、丸山茂樹プロが使用したMR-23通称マルモデルも大ヒットしました、マルモデルだけあって、形状も丸く(笑)、ソールも広くボールを優しく包み込む感じのデザインで、視覚的にも優しそうでした。いずれも「グースネック」で大人気モデルとなり、当時は猫も杓子もセトギワも、このあたりのウェッジを使っていました。
脱線ついでに、僕が初めてプロゴルフトーナメント観戦に行き、目の前でジャンボ尾崎選手のプレーを見た時の事は今でも鮮明に覚えています。1998年「土佐カントリークラブ」で開催された三菱ギャラントーナメントでした。(谷口徹選手が涙の初優勝した大会でもありました)
セカンド地点でジャンボさんを待ちかまえていたところ、目の前の深いラフにボールが飛んできて、足首がかくれるほどのラフから、歯を食いしばって打った球は、大量の芝とともにはるか彼方グリーン方向に飛んでいきました。そのパワーたるや、さすがジャンボさんだと感心したものでした。
少し前、PGAでリッキー・ファウラーの熱狂的ファンがオレンジの服を着て「ファウラー」と呼ばれていましたが、当時国内トーナメントでは無双状態、派手な服装と言動で注目の的だったジャンボさんにも熱狂的なファンがが多くいました。派手な衣装と角刈り、後ろ髪だけ伸ばしたバッタもんもいました(笑)
アウトレイジ風の人がゴルフに行くと大体そのスタイルで、レストランでも大声で笑っていて、僕らは冷ややかな目で見ていましたが・・・
![リッキー](https://setogiwa-blog.com/wp-content/uploads/2024/04/cropped-image.png)
話が脱線しっぱなしだよ
僕がゴルフを始めた頃は、みな少なからずジャンボ尾崎さんの影響を受けていたように思います。アンチもいましたが、日本のゴルフ界にあって絶対的王者だった事は間違いありませんし、絶大な影響力を持ってカリスマ化していました。その、ジャンボ尾崎さんが信頼し、クラブ造りを託していたのが、今回紹介する地クラブメーカーマスダゴルフです。
増田さんは熊本県のご出身で、ジャンボさんのクラブを手掛けるようになって千葉に工房を構えたとホームページに記されています。僕がこのウェッジを知ったのは、BSテレ東の人気番組「ゴルフ侍」に出演していたPGAの解説でおなじみのレックス倉本プロが、「このウェッジにしてアプローチが凄く良くなった」と話していた事からです。(また購入した後日談ですが、別の番組で横峯さくらプロがマスダゴルフのアイアンからウエッジまで使っていると知り、嬉しく思いました。)
早速、ネットで検索「マスダゴルフ ウェッジ」・・・たくさん出てきました。ウェッジM435(グースネックモデル)52°と58°の2本セットをメルカリで見つけ即ポチっとな。
![リッキー](https://setogiwa-blog.com/wp-content/uploads/2024/04/cropped-image.png)
すぐポチポチするのでお金は貯まりません
58°はカッパー色のメッキ、52°はガンメタでいずれも渋い雰囲気です。
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シャフトはいずれも日本シャフトのモーダス125 Sフレックスでした。ちょっと重すぎかと思いましたが、アイアンが105のSなので、フルショットしないウェッジなら大丈夫かと購入しました。結果、大丈夫でした。ヘッドの重さを感じながらゆったりスイングすることで、軌道も安定し、目的の距離を打てるようになりました。
58°でキャリー75ヤード、52°でキャリー90ヤード。ピッチングがキャリー110ヤードなので、あと1本100ヤードを打つギャップウエッジが欲しくなり、48°でモーダス115 Sフレックスを追加購入。これで、100~70ヤードは完璧なセッティングになりました。やや重すぎ感は否めませんが、クラブの重さでゆったり振ると距離感が合いやすくなりました。
ただ、48°のモーダス115 Sフレックスモデルは、なぜか重く硬く感じます。シャフトの特性なのか、125より115が重く硬く感じるのです。スペックでみれば10g軽いはずなのに、不思議です。(その後、キャロウェイのウェッジに挿していた、ダイナミックゴールドR300、105に入れ替えました。)
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上級者のインプレッションを見ていると、打感が最高とか、フェースに吸い付く感覚などと書かれていましたが、僕にはそこまでの感覚はわかりません。しかし、気持ちオフセットされたグースネックには、構えた時に、ボールを包み込むような何とも言えない安心感があります。
また、後部がえぐれたキャビティーバック構造から、スイートスポットが広く、寛容性の高さにつながっているように感じます。これこそが、ジャンボ世代に育った、レックス倉本プロや、横峯さくらプロ、また多くのトップアマが求めるクラブの「顔」なのかも・・・このイケメンウェッジを使えば、アプローチが優しくなるかもしれませんね。
![セトギワ](https://setogiwa-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/サムネイル2.jpg)
ちなみに!
レックス倉本プロは、広島のご出身で、倉本昌弘プロの従兄弟です。日大ゴルフ部出身で、アメリカに留学経験があり、英会話が出来ることから米選手へのインタビューなどマルチにご活躍されています。最近は、PGAツアーの解説でおなじみです。お名前「レックス」の由来は、アメリカ留学当時、ブリジストンのブランド「レクスター」でクラブからウェアまで全身固めていたことから、そう呼ばれるようになり、以降、レックス倉本と呼ばれているそうです。
横峯さくらプロは鹿児島県鹿屋市出身で、高校は松山英樹選手の母校、明徳義塾高校ゴルフ部在学中の2002年高知国体の少年女子個人で、高知県代表選手として優勝しています。その時の4位は宮城県代表、東北高校在学中の宮里藍選手でした。青年男子個人の優勝は、広島出身で会社員とプロゴルファーの二刀流、テレビでおなじみ田村尚之プロ(当時会社員でトップアマ)が団体戦に続き、個人戦でも1打差で地元高知を下しての優勝でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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