おすすめイベント・観戦ポイント・食事、楽しみ方など、事前に知っておきたいこと
数あるサイトから当ブログを見に来てくださって有難うございます。この記事は、今後同大会を観に行かれる方に向けて、大会の魅力や楽しみ方など、僕が体験して感じた事をお伝えしたいと思います。知っておいて良かったと、お役に立てれば幸いです。
【大会の魅力】
毎年11月後半に南国高知で開催されるカシオワールドオープン。その年のツアー優勝者のみ参加できるJTカップ前の同大会が事実上の最終戦となり、優勝賞金も4000万円と大きいため、年間「賞金王」がここで決まる事が多く、シード権がかかった選手にとっても1打1打が「真剣勝負」で白熱した接戦になることが多くドラマが起きるビッグトーナメントです。
今年も手に汗握る展開で、18番ホール最後の最後に逆転劇で幕を閉じました。優勝争いもさることながら、トーナメントプロにとって死活問題となるシード権(翌年の試合出場権)争いもし烈で、その辺を把握して当落線上の選手に注目するのも相当マニアックな観戦方法です。(ちょっと趣味が悪い気もしますが)シード権かけた選手は、死に物狂いです。だって、サラリーマンで言えば来年の机がなくなるわけですから。(←リストラ経験者語る)(笑)
はなから落選決まっていて、「はー、来年はレッスンで食いつなぐかなあ~」なんていう選手ならともかく、ツアーで何勝なんていう選手はメンツがかかっていますし、シード権が無いと、マンデートーナメントという予選会から、本戦出場をかけた戦いをしないと、通常木曜日から始まる4日間の本選に出場できませんから、レッスンや他の仕事も中途半端でできなくなるといった負のスパイラルにはまり込んでしまいます。だから最終戦カシオがラストチャンスになり、ドラマチックで面白いのです。
【大会の楽しみ方】
①イベントが色々あり、中でも体験型が面白い
②フードコーナーでは、美味しい食材が多い高知の様々なメニューが楽しめる。
③音の出ない携帯で選手の動画や写真を撮影できる。(2023年からです)
①まず、イベントですがお勧めは断然体験型です。
ゴルフを実際やっている人向けですが、一番のおすすめは「CASIOスイングフォームクリニック」(無料)です。カシオのオリジナル解析システムであなたのスイングを解析、ヘッドスピードや飛距離などをもとにプロがアドバイスしてくれるもので、後方から撮影された画像には、スイングプレーンにラインが引かれていて、正しいスイングプレーンでスイングしているか判断出来たりします。各日開催されていますが、人気イベントなので、9時からの受付になるべく早く申し込みすることをお勧めします。遅く申し込むとすでに締め切りになってしまいます。
OB量産機時代(笑)
画像は2009年に僕のスイングチェックしてもらった時のものですが、PC画面右に石川遼プロのスイング、左が僕、比較されて、某プロから石川プロはここでスイングプレーンがうんぬん・・お客様はここでハンドファーストになっていてなどとアドバイスして頂いたのですが、正直、ド素人とトッププロ比較されてもねえ(笑)と、感じました。自慢話ですみませんが、この時は常にマン振りしていて、方向は球に聞いてくれのOB量産機(笑)でしたが、40代半ばでヘッドスピードがなんと48.8km/sも出ていました。理論上270~280ヤードも飛ぶ数値です。60才になった今は41 km/s程度で振っていますけど・・・自分のスイングが客観的に記録され、プロのアドバイスをもらえるチャンスですから、ぜひ体験してみてください。
次におすすめなのがダンロップさんの「製品試打会」(無料)です。 土・日(決勝ラウンド)のみ開催ですが、プロも練習するレンジで10分間「ダンロップの新製品クラブを試打できる」のです、多くのギャラリーが見守る中で、たまにナイスショットが出た時の快感は一度経験すると病みつきです。僕は毎年ここでいい球を披露することに喜びを感じていて、決勝ラウンドに行ったら、まず、ダンロップさんの試打会受付に向かい、予約してから試合の観戦に出かけます。
カゴにボールが入っていて、10分間打ち放題です。ドライバーをかっ飛ばすのも楽しいですが、ここは普段「暖流コース」として使われているところなので、芝の上から球を打てるのが魅力です。下手するとモグラが脳震盪の大ダフリして大恥かきますが(笑)、ダウンブローにいいショット打てると、プロみたいにターフを飛ばしてフィニッシュをビシッと決めると最高です。
毎年参加の僕は慣れたものですが、僕の前で打っていた人はミスショットを繰り返して、足がガクガク震えていました。関係者やファンが集まるギャラリープラザでは、多くの人がテントの下で飲み食いしながら、試打会をながめているのですから、最初は相当緊張します。そんなところでヘボ球打ってしまうと顔から火が出るほど恥ずかしいものです。(それほど人は見ていませんけどね) こちらも9時から受付していますから、早めに予約してください。
今年は土曜日に行ったので、割と人数少なめで待ち時間が少なく11時30分 くらいに申し込みして、12時10分の枠が予約出来ました。待ち時間が長いと、忘れてしまわないように気を付けてくださいね。その時間に来なかったら、再度申し込みできればいいのですが、枠が一杯になれば参加できません。
予約が終わると、次は、会場入口で配布している大会パンフレットについている「ギャラリー抽選会」に向かいます。簡単なアンケートを記入提出すると、選手のサインパネルや、カシオの製品などが当たる(かもしれない)と、毎回楽しみにガラガラポンを回すのですが、毎年、白い球がコロンと出てきて高知名物「ミレービスケット」をもらいます(笑)
「トーナメントグリーン体験コーナー」(参加費500円以上チャリティー) これは、トーナメントと同じセッティング(ガラスのグリーンと言われる)で特設ホールをプレーできるものです。傾斜も無いのに、ちょっと触っただけのパッティングでも恐ろしく速く、ツーーーーーーーってボールが転がります(笑)。 プロが受けグリーンで上に付けたらチャンス無い!などと言う意味が良くわかります。
「スナックゴルフコーナー」は大人から子供までゴルフを体験できるコーナーです。 僕は体験したことはありませんが、ヘッドの大きなプラスチッククラブ(かな?)で柔らかい球を打って、気軽にゴルフを体験できるようです。女性や子供さんでゴルフ経験の無い方が楽しめそうです。
②フードコーナーで高知の美味しいものを堪能。
高知というと、「カツオのたたき」が有名ですが、ほかにも美味しい食材がたくさんあります。 公式HPにもありますから割愛しますが、変わったところでは、「高見のたこ焼き」はおすすめです。 関西の外がカリカリ中ジュワも美味しいのですが、これは、外はフワフワ、中はとってもクリーミーで、大きなタコが入っています。(←多分)高知市内に何か所かあり、うちの近所の店でたまに買うのですが、そこのは大きいタコが入っています。たっぷりのソースとマヨネーズがクリーミーな生地と一体となって、タコの食感を楽しめます。
黒潮カントリークラブ(芸西村)近くの「香南市」特産のニラがたっぷり入った「ニラ塩焼きそば」も美味しいですし、変わり種は、同市名物「中日そば」何それ? うどんの麺が中華麺なんです。ん? うどんで麺がラーメン????そうです、うどんの麺だけが、ちじれた黄色いヤツなんです。ちりめん雑魚を茹でたゆで汁をベースにした出汁に、中華麺がダイブしている感じです。お店によってトッピングは多少違いがありますが、大体ちりめんや、ネギ、とろろ昆布、ナルトやさつま揚げなどが入っています。「中日そば」の名称には諸説あるようですが、中華の麺、日本のうどんスープから一文字ずつとった説が有力です。(一部Wikipedia「中日そば」引用)僕は一度食べたことがありますが、普通においしく、全く違和感ありませんでした。なので、初めて食べた感覚としては物足りないかもしれませんけど・・・。
③音の出ない携帯で選手の動画や写真を撮影できる。(今回からのようです)
ほかのトーナメントの中継ではほとんど見かけない選手の撮影風景ですし、高知開催になってほぼ毎年観戦する僕ですが、ギャラリープラザや、フードコーナーなどを除く、「観戦エリア」では撮影NGでした。今大会は、選手がティーショット打つとき、何人かがスマホを一斉にかざしているので「おいおいおい!マナー知らないの??」って思いましたが、今年解禁のルールを僕が知らないだけでした(笑)大会パンフレットに「無音カメラアプリを使用した動画・静止画の撮影が可能」と書いていますし、 推奨アプリのダウンロード用QRコードも記載されていて親切です。ただし、注意点は当然ながら 「ライブ配信」は禁止されています。また、選手には肖像権もありますから、無許可でSNSなどへの投稿は控えるべきですのでご注意ください。
アクセスや駐車場は、大会ホームページを参考にしてください。
4日間の大会期間中は、日替わりで天候が変わります。北風がビュービュウー吹いたかと思うと、翌日は11月末とは思えないポカポカ陽気になったりします。天気予報を十分確認して頂き、西高東低の気圧配置になっているときは、防寒対策を十分にしてくださいね。小さく折りたためるライトダウンなどもっているといいですね。
おすすめの観戦ポイントは、17番グリーンを見下ろす18番ティーイングエリア付近。ここは僕が一番おすすめの観戦ポイントです。(特に最終日)打ち上げの17番、18番いずれも選手から見るとグリーン面が見えない上に北風が吹くとアゲンスト、海からのフォローと距離のジャッジが非常に難しい上がり2ホールです。1打を争う展開では18番の上り530ヤードでどうしてもバーディーが欲しいところですが、北風アゲンストの場合は2オンが厳しくなります。プロの低く抑えた強弾道の技術は見所の一つです。
17番で、手に汗握るパッティングを見て、同じ場所で最終18番のティーショットを間近で観て、18番の最終グリーンまで選手と一緒に歩き、最後の勝負を見届け、優勝者を拍手で称えることができます。以前、松山英樹選手がホールアウトする時、地元高知の明徳義塾の後輩たちが囲まれて和やかな表情を浮かべていたのが印象的でした。
今年、僕は3日目(土)の観戦でして、地元高知の片岡大育選手のホールアウトを見て、帰路につき、最終日はテレビで観戦しました。16歳でプロ宣言し、12年勝利できなかった鍋谷選手、先にホールアウトした韓国の宋選手に17番で追いつき、18番でバーディー以上なら逆転初優勝という状況で、果敢に攻め2オン狙いますが、転がって奥のバンカーに入りました。
「あ~プレーオフか~」と、バンカー下手くそな僕は思ったのですが、(←同レベルで語るな)そこはトッププロ、バンカーからの第3打を見事60センチにつけ、本人が「とてつもなく遠く感じた」というバーディーパットを決めた瞬間、キャップで顔を隠して男泣き。息子と同年代の悲願達成に観ているこっちも胸が一杯になりました。やはりカシオは今年もドラマチックでした。皆さんもぜひ一度、高知に来て、生で観て楽しんでくださいね。