人生で初めて「プレーオフ」を経験しました。
結論から言えば――
こんなに面白いのか、ガチンコ競技ゴルフ。
僕はハンデ20のアベレージゴルファーですが、昔からどちらかといえば「競技志向」。
ダブルペリア方式のような運要素が強いコンペより、月例競技のように結果がストレートに出る勝負が好きです。
今回のプレーオフは、その競技ゴルフの本質を、これでもかと味わう一日になりました。
物語の始まりは、2026年最初の土曜月例
先週行われたスカイベイ土曜月例。
スコアは 88、ハンデ20、NET68の4アンダー。
結果、3人がトップタイ。
競技終了後に帰宅すると、コースから電話が入りました。
「同スコアが3人。一人辞退されたので、来週お二人でプレーオフを行います」
――え? プレーオフ?
月例では他人のスコアは分かりません。
「今日は良かったな」と思っても、順位は結果発表まで闇の中。
ところがプレーオフは違います。
目の前に相手がいる。
ハンデを引けば、今どちらが勝っているかが分かる。
これはもう、完全にマッチプレーの緊張感です。

最強寒波の中で始まった一騎打ち
プレーオフ当日の1月25日。
今季最強寒波で、南国高知とは思えない北風が吹き荒れていました。
対戦相手のTさんは同い年。
初対面でしたが、とても気さくな方で、不安は一瞬で消えました。
ハンデは
- 僕:20
- Tさん:26
勝つにはトータルで7打差をつける必要があります。
「前半で最低3打リード」
そんな皮算用をしながらスタート。
3ホール終了時点で僕3オーバー、Tさん6オーバー。
出来すぎのペースでしたが、油断した途端にロングでOB連発。
一気に9打を叩き、ゴルフの怖さを思い出します。
それでも前半終了時点で7打リード(ハンデ差を引いて1打リード)。
数字だけ見れば悪くありません。
でも――
この時、すでに嫌な予感がしていました。
後半、忍び寄るプレッシャー
スカイベイは「曲がり始めるとOB祭り」と言われる難コース。
過去の苦い記憶が頭をよぎります。
昼休憩にカツ(勝つ)カレーを食べながらも、
頭の中はずっと計算。
「ボギーなら?」
「ダボなら?」
「追いつかれたら?」
取らぬ狸の皮算用
その予感は、後半すぐに現実になりました。
Tさんが、じわじわと詰めてくる。
いつもなら「ボギーでOK」なのに、
「パーを取らなきゃ」という心理がミスを呼びます。
救いだったのは、グリーン周り。
9番アイアンでの転がしアプローチが冴え、寄せワンを量産。

それでも――
16ホール終了時点で 同点!!
ここが一番キツかった。でも超面白かった。
完全にメンタル勝負です。
ここから大きなミスはゆるされない・・・
勝負を分けた17番、そして最終ホール
17番ロング。
頭の中で鳴り続ける「OBだけはダメだ」という警告音。
そんな中、Tさんが痛恨のOB。
助かった、正直そう思いました。
最終ホールは3打リード。
「ダボでよし」と割り切れたことで、肩の力が抜けました。
安全第一のショットが功を奏し、
最後は3メートルのバーディパット。
外せば3パットもあり得るライン。
過去の苦い記憶が一瞬よぎりましたが――
腹を決めて打った一打は、カップの中へ。

スコアカードに残らないもの
結果は 4打差の勝利。
でも、決して余裕の勝利ではありません。
迷い、恐怖、計算、葛藤。
スコアカードには残らないものすべてを抱えながら、耐え切った勝利でした。
昨年はBクラスで4勝し、ハンデ20に。
2026年の目標は3勝、ハンデ17。
そして、近い将来Aクラス入り。
こんなに面白いのか、競技ゴルフ。
そう心から思えた、忘れられない一日でした。