先日の月例競技中、一つ後の組でプレーするAさんのルール違反を目撃。彼は上のAクラスで、自分には直接関係ないのでスルーしたけど、Aクラスでの優勝経験があり、リスペクトしていた人のまさかの失格行為にガッカリした出来事。
がっかりだよ
ティーイングエリアでの待ち時間、一段下のホールが見渡せ、後続組のプレーを何気なく見ていた時の事、ホールアウトしたAさんがバンカーにパラパラと4~5個ボールをまき、練習をはじめたのです。目を疑いました。
え?後ろも月例だよね?(僕)
うん、カートに赤旗が付いているから競技中のはずだよ(同伴競技者)
バンカー練習してるけど・・・(僕)
ほんとだ、失格だよねえ(同伴競技者)
う~ん・・・・
競技がスタートすると、練習は出来ないルールは常識です。ちょいちょいやっている人がいます。プライベートコンペならともかく、「月例競技は公式な試合」なので完全にアウト、失格です。
AさんはAクラスでの優勝経験もあるハンデ10台の選手です。人柄もよくいつも元気に挨拶してくれる方で以前から尊敬していました。
だからこそ、彼がなぜ?そんなことを?と・・・疑問でした。ルールを知らないとは考えにくいのですが、知らなかったのでは仕方ありません。でも、知っていて確信犯ならガッカリです。
ゴルフは審判のいないスポーツです。自分に甘ければ、同伴競技者の目が届かないところで不正をすることは簡単です。
林の中で、枯れ葉に沈んだボールを、葉っぱの上に置く。
ディポッドの穴に入ったボールをクラブヘッドでちょいと芝の上に動かす。
ひどい話では、ネタにもなっている「手の5番」でがけ下から脱出。
かくいう僕も聖人君子ではなく、かつて不正をした事があります。
あるんかい
月例競技中に、木の下のラフに入ったボールの後ろに枝があり、ルースインペディメントとして、そ~っと取り除いていた時、ボールが少し動いてしまったのに、1打罰を加えずにプレーしたのです。
その時は「まあ、ほんの少し動いたけどライが良くなったわけではないし、不可抗力だよ」と自分に甘いジャッジをしたのですが、本来は同伴者に告げて1打罰を課すのが正しい処置でした。
結果的には入賞することもなかったのですが、なんだか後味が悪く、以後、不正はすまいと反省した事でした。
以前、ノータッチのコンペで、同伴者がクラブヘッドでボールを動かしているのをみて、ノータッチですよと指摘したことがあります。
え、「動かすほど動いていないよ」と返事され唖然としたこともありました。
たとえ数ミリでもライのいいところに移動したらダメな事を、悪びれずに言う人の神経がわかりません。
じゃあ、その人は電車でおしり触る痴漢をして、感じるほど触っていませんよっていうんでしょうか(笑)
ただ、その人のような一見の同伴者だったり、別にこの先付き合いたくもないような人なら不正をズバズバ指摘するのですが、長い付き合いのゴルフ仲間だと、多少の事は「まあまあええでしょう」と、なあなあになりがちではあります。
ゴル友が時々ルールを拡大解釈してボールを動かし、まあええかと片目をつむるのですが、ひどい時は「そらいかんで!」と指摘もします。
そんな事ですから、月例競技に出ている多くのゴルファーの中にも、結構不正を日常的にしている人も何人かはいると思います。真面目にやっている人が馬鹿をみるのは納得がいきませんが、たとえ万年Bクラスでも、自分は「誠実なゴルファー」でありたいとあらためて思った出来事でした。
伝説のアマチュア「中部銀次郎」さんの言葉には重みがあります。
すべての事を「あるがまま」に受け入れる。悪いライに止まったボールの不運を嘆くなら、普段からそのための練習をしておけばいいのです。そうすれば、心の平静を失うことがありません。
中部銀次郎語録 珠玉の言霊10(上) - 日本経済新聞 より一部引用
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